歯科コラム

歯並びを良くして素敵な毎日を美しさの決め手、Eライン

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最近、大人になってから歯の矯正を行う方が増えてきました。その中でも透明なマウスピースを使用した矯正(インビザライン)であれば、矯正中の見た目が目立たないため人気が高いです。

歯並びが整うと、美人の条件とされる「Eライン」も整う為、現在、こっそりと横顔美人を目指している女性が増加しています。

出っ歯と横顔の関係

歯並びと横顔のバランスがが整っているかどうかには、目安となるラインが存在します。

このラインはEライン(エステティックライン)と言い、鼻先と顎の先端を横から見たラインのことです。

Eラインという言葉は、1954年に歯科矯正医のロバート・リケッツが提唱したもので、

極めて美しい横顔をもつ場合、上下の唇がエステティックラインに触れず、少し後ろにある。とあります。

少し前までは、この基準は欧米人用の基準で、日本人の場合は欧米人に比べて鼻が低いため、このEラインのライン上か、少し触れない程度に唇があるのが美しいとされていました。

ただ、最近はCMなどで頻繁に白人モデルの横顔を目にするようになり、私たち日本人の横顔に対する基準も欧米のものに近づいてきているという論文が出ています。

論文では、矯正医よりも患者さんの方が、Eラインより口唇が後退していることを好むという結果が出ています。

Ioi H at al,Anteroposterior lip position of the most-favored Japanese facial profiles.Am J Orthod Dentofacial Orthop 2005;128(2):206-211.

出っ歯の矯正を行うことにより、歯が理想的な位置に動けば唇の位置も引っ込み、Eラインを理想に近づける事が出来るので横顔がきれいになります。

出っ歯の原因

出っ歯は、上顎(うわあご)の前歯が、下顎(したあご)の前歯よりも大きく突出している状態です。

出っ歯には、遺伝的な要因と後天的な要因がありますが、実は遺伝で出っ歯になる可能性は低く、割合的には後天的な原因のほうが多いと言われています。

幼少期におしゃぶりを使っていたり、指をしゃぶる癖があったり、爪を噛む癖があったりなどの癖が出っ歯になる原因の一つだと言われています。

歯並びを悪化させる悪い癖

・下唇を前歯でかんでしまう。

・爪を噛む。

・頬杖をつく。

・うつぶせ寝や横向きの寝相。

・片側でばかり噛む(片咀嚼)。

・口で呼吸する。

前歯に通常以上の負荷をかけるような癖は歯並びを悪化させる原因になります。

また、口呼吸の場合、口周りの筋肉が弱いため前歯を内側から押す舌の筋力に負けて歯が前に傾斜して出っ歯や受け口等の悪化の原因になってしまいます。歯は外側にある口唇と内側にある舌の力のバランスが取れたところに並ぶので、まさに「機能が形態を作る」なのです。その他の癖も同様に頭や手で横からの力をかけることにより歯並びを変形させてしまいます。

癖を治すだけでは歯並びを改善するまでには至らないかもしれませんが、悪化の原因を少なくすることは出来ます。また、このような癖は矯正治療後の歯並びの安定にも大きく関係します。矯正治療で歯並びを治しても癖によってまた後戻りを起こしてしまう可能性があります。悪い癖がついてしまっている場合は、習慣を見直してみましょう。

出っ歯の矯正

出っ歯矯正の場合、前歯の歯並びだけを矯正する部分矯正だけでいいかな、気になるところだけ治したいなという希望を持つ方も多いと思います。

しかし、なぜ出っ歯になっているかというと、もともと歯を支えている骨の前後的な位置のズレや奥歯の噛み合わせがズレていることが原因です。

根本的なズレに対してアプローチしない限り、ちょっとした隙間は詰められても、前歯で食べ物を噛み切ったり、綺麗な発音にしたりする機能的な改善はもちろん横顔をEラインに近づけることはできません。

ご自身がどこまで改善したいかを歯科医師とよく相談しましょう。もし従来のワイヤー矯正では矯正中に目立ってしまうため、治療中の見た目を気にされる場合は、症例によっては透明なマスピースを使用する矯正(インビザライン)や審美的な白いブラケットをお勧めします。

インビザラインとは何か?

インビザラインとは、着脱可能な透明のマウスピース型の矯正装置です。従来のワイヤー矯正と違い、ご自身で簡単に取り外せるため、食事の際や歯磨きの際などは取り外していただくことが可能です。

そのため、ワイヤー(ブラケット)矯正の際の装置周りの汚れを歯ブラシで落としきれないなど、矯正中の衛生面の心配はありません。マウスピース自体は歯から取り外して洗うことが可能ですし、矯正完了までには、少しずつ形の違うマウスピースをいくつも取り替える為、その点でも口腔内を衛生的に保ちやすい矯正装置です。

また、マウスピースは透明で目立たないため、矯正中に人に気づかれることもほとんどありません。

他にも、ワイヤー(ブラケット)矯正に比べ痛みや違和感が少ないケースが多いと言われています。

すべての症状に有効ではない

出っ歯の矯正にインビザラインは有効な方法です。

重度の歯周病がある場合や、極端に歯が少なかったりなどの場合を除き、インビザラインでの矯正を選択することは可能ですが、

症状の程度によっては残念ながらインビザラインのみの矯正治療では効果が出ない場合もあります。その場合は他の矯正方法と併用して矯正を行う必要がある場合もあります。

2013-2016年で最も引用回数の多かったインビザラインの論文によると、インビザラインによる歯の平均移動精度は41%でした。色々な歯の移動について調査されていますが、最も正確に歯の移動が実現できるのは上の前歯を引っ込める治療だったそうです。

Kravitz ND at al,How well does Invisaline work?A prospective clinical study evaluating the efficacy of tooth movement with Invisaline,Am Orthod Dentofacial Orthop 2009;135(1):27-35

インビザラインは新しい装置で、デジタル技術とも密接に関係しています。毎年、アップデートされていますので現在難しいとされている歯の移動でも、近い将来クリアされていく可能性があります。

費用

出っ歯の矯正費用は概ね90万円ほどになるかと思います。しかし歯の状態や、どのような治療方法を行うかによって、費用は変わってきます。

適応症例は限られますが、部分矯正などでは比較的安く費用を抑えることが可能な場合もあります。

大まかな目安となる金額は以下です。

・ワイヤー(ブラケット)矯正費用・・・・・60~100万円

・ワイヤー(ブラケット)矯正費用・・・・・100~120万円

 (歯の裏側に装置を取り付ける舌側矯正の場合)

・マウスピース(インビザライン)費用・・・50~100万円

・セラミック1本あたり費用・・・・・・・・・10万円~

※セラミックは健康な歯を削って人口の被せ物をし、歯並びを治す治療で矯正治療ではありません。(矯正専門医院での取り扱いはほぼありません)

まとめ

出っ歯矯正に対してインビザラインは、有効な場合があります。矯正中に目立たないインビザラインが、大人の歯科矯正への敷居をかなり下げてくれたことで、現在では、大人になってから出っ歯矯正を行い、横顔美人目指す女性も増えてきています。

部分矯正であればワイヤー矯正の方が安くなるケースが多いですが、全体的な矯正を行う場合は、費用面でもワイヤー矯正に比べてインビザラインが飛び抜けて高いというわけでもありません。場合によってはインビザラインの方が安くなるケースもあります。

出っ歯が気になる方は一度専門医に相談されてみてはいかがでしょうか。

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