
こんにちは。江戸川区一之江の矯正専門クリニック ステラ矯正歯科 衛生士です。
みなさんはむし歯になったことはありますか?
『検診に行くたびに治療している』『歯磨きしているのになぜ?』
という疑問はないですか?
今回はむし歯を作ってしまう3つのポイントについてお伝えします!
1.プラーク(むし歯菌のかたまり)
むし歯に大きく関係する菌は、2種類あります。
・ミュータンス菌…むし歯のきっかけを作る菌
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にむし歯菌はいないんです!
2歳ごろお母さんや周りの人から感染してお口に住み着いてしまいます。
・ラクトバチラス菌…むし歯を進行させる菌
甘いものが好きだったり、口の中が汚れていると増えていきます。
この2つの菌の活動により歯が溶けてむし歯になっていしまします!
歯磨きをしているのにむし歯が次々とできる方は菌の数がとても多い可能性があります。
入念な歯磨きと食生活にも注意が必要です!
2.歯を守るチカラ

人それぞれむし歯菌から歯を守る力に差があります。具体的には歯の硬さと、だ液の量、質です。
だ液は、食事の後、お口の中が歯が溶けやすい『むし歯危険ゾーン』から中性に戻して健康ゾーンにしてくれたり、歯に付いたプラークを洗い流してくれたり、抗菌作用もあります。だ液が多ければ多いほど、お口の中はきれいになります!よく噛むことによってもだ液は増えますよ。
3.食生活 食べる回数と砂糖がポイント!
先ほどお話ししたように、食事の後お口の中が酸性に傾いて歯が溶けやすい環境となりますが、その後だ液の作用で徐々に中性に戻ります。ただ、食べる回数が多いと常に歯が溶ける状態になってしまい、ついには歯に穴ができてしまいます。また、何を食べているか、長時間食べ続けていないかが重要です!
食べ物で特に危険なのは、糖分が多く入っていて、お口の中に長時間留まるアメやキャラメルです!また、ダラダラと長時間食べているとその間、常に歯が溶ける環境になってしまいます。食べ物だけではなく、コーラなどの炭酸飲料、スポーツドリンクやジュースも糖分が多いため、長時間飲み続けていると危険です!

歯に優しいおやつとして、せんべいや果物、おにぎりなど糖分が少ないものをおすすめします。糖分の多い甘いものを食べたいときは、食後すぐに取る、ダラダラと時間をかけて食べないことに気を付けてもらうと歯が溶ける回数を減らし、溶ける時間も短くできます。
そして食事はもちろん間食したあとも歯磨きをしてくださいね!
まとめ
矯正治療で歯並びがきれいになっても、むし歯を作ってはもったいないですよね。
矯正装置を付けるとむし歯になるリスクはぐんと上がってしまいます。
当院では、矯正治療前に全ての患者さまにむし歯リスク検査を行い、
この3つのどこを重点的に改善していけばいいか、一人一人の患者さまに
合わせた対策を練っていきます。そして患者さま自身にご自身の歯を
守っていけるようになっていただきたいと思っています!
次回は、むし歯リスク検査の内容についてお伝えします!