歯科コラム

矯正治療を始める前に! その治療方法、納得できていますか?

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A先生には治療方針まで聞いたんですが。。。

こんにちは、江戸川区一之江の矯正治療専門クリニック、ステラ矯正歯科院長の西田です。

子どもの将来のために歯並びを良くしておいてあげたい!という想いから、初診相談を受けて精密検査して治療方針の説明を受けたけれど、どうも自分の思っていた治療とは違う…
やっぱり、自分の歯並びを治したい!でも抜歯をする理由に納得できない…この方法で本当にいいのかな…と心配になっていませんか?

今回は矯正治療のセカンドオピニオンについてお伝えします。

※セカンドオピニオンとは、現在治療を受けている医師とは別に、違う歯科医師に「第2の意見」を求めることです。

1.増えています!矯正治療のセカンドオピニオン

・現状に戻す治療ではないので、未来をイメージできるかがポイント

矯正治療の特殊性として、病気の状態を元に戻す治療ではないということが挙げられます。一般的に私たちが、内科や整骨院など医療機関にかかるのは病気によって変わってしまった体の状態を元の状態に戻すという目的があるからです。でも、矯正治療は違います。今ある歯並びをより良い状態に変えていく治療になります。そのため、ご自身でもどのような状態になるのかがとても分かりにくい治療です。そのため、専門用語の多い説明やビジュアルのない結果提示だと不安になりやすいと思います。

同じような治療のゴールや治療方法でも説明の仕方は担当する医師によっても様々です。また、アイテロのような口腔内スキャナーや分析ソフトを使用することによって、治療後の歯並びや口元のシュミレーションもお見せすることもできます。こういった説明の方法や言葉の言い回しが変わるだけで理解度が深まり、不安なく治療開始できると思います。

・矯正治療は非常に専門性の高い治療です

先ほどの話につながりますが、矯正治療は現状に戻す治療ではないため治療のゴールや理想とするところが担当する医師によって違うことがよくあります。
矯正医の技術を分かりやすく評価する為に認定医制度があります。日本矯正歯科学会の認定医を取るためには、大学の矯正科で3年間、朝から晩まで基礎研修を受けることになっています。そこでの基礎知識が治療方針を立てる際の根幹になるのですが、各大学によって考え方のベースが違っています。大学の枠を越えて、学会の基準がありますので認定医を持っていれば大きく外れた治療になることはないのですが、小臼歯の抜歯に関してや、子どもの受け口(下顎前突)や上顎前突(出っ歯)に対してなど細かい個々の患者さんへのアプローチは様々です。治療方針を聞いてみて自分の思っていた理想と違う場合は、別の医師の意見を聞いてみることをお勧めします。

2.セカンドオピニオンの時期、必要なもの、費用

・時期:治療開始する前に!

矯正治療は自費治療になるので、一般的な健康保険治療とは違い、どうしてもご自身で負担していただく費用が高額になります。しかし、歯並びを変えていく治療のため、服のように試着したり、車のように試乗したり、いわゆる『お試し』というのができません。そのため、治療方針については遠慮せず説明を受けていただき納得の上治療を開始することが望ましいです。その時点で、違うな。。。という思いがある時は別の医師の意見を聞いてみた方がいいと思います。

矯正治療は一生で一度受ける治療で、一度開始してしまうと元の状態に戻すことができないので、ご自身に合う医師と2人3脚で頑張っていくのが理想です。治療途中でクリニックを変えたり、治療後にもう一度矯正治療することは、期間的にも費用的にもかなり回り道になることが多いためお勧めできません。

・必要なもの:精密検査をしていないと詳しくはわからない!

クリニックによって、システムも色々なのですが、一般的には初診相談でお口の中を確認し、現状や大まかな治療方針について説明を受け、さらに詳しい精密検査を受けて初めて診断や治療方針が決定することが多いと思います。

治療方針の決定を行う際にもっとも重視されるのが横顔のレントゲン写真(セファロ)です。ただ、この検査はレントゲン写真の分析が必要になるため、その場での診断が難しい部分があります。セカンドオピニオンを求める際も同様で、この資料が無いと診断や治療方針の確認も難しいと考えられます。さらに、担当する医師によって診断の際に使用する資料も様々ですので、ご自身が受けた検査結果をセカンドオピニオン先にお持ちいただき、場合によっては追加の検査が必要になる場合もあることを知っておいていただきたいと思います。

参考までに当院で採る資料は以下の通りです。

・レントゲン写真 4種類(横顔と正面のセファロ、パノラマ、顎関節)

・模型用のお口の型取り

・噛み合わせ

・お口と顔の写真

・舌の動かしかたの検査(筋機能訓練)

・むし歯のリスク検査

・費用:各クリニックに確認を

予約の際にセカンドオピニオンであることを伝えた上で、費用の確認が必要です。

当院の場合はまず初診相談を受けていただきたいと思います。その際にご自身でお持ちの資料を確認させていただき、足りない資料に関しては追加の費用が必要になる場合があります。資料が揃っている場合は通常の診断料 税抜15000円となります。

3. 矯正歯科を選ぶ理由に「早い、ラク、安い」で選ばない

矯正治療の目的は綺麗な歯並びと口元に整えると同時にしっかりと噛めるかみ合わせにし、それが長期的に安定することだと考えています。ただ、最近ではその目的よりも、まず『抜歯したくない!』や『目立ちたくない!』などの手段の部分が重視されてしまい、そのために治療後に思っていたような結果にならなかった…と矯正治療を後悔してしまうトラブルが増えてきているようです。

もちろん必要のない抜歯はしませんし、できるだけ目立ちにくい装置で治療したいという気持ちもとてもよく分かりますが、やはり抜歯しなければ得られないゴールやインビザラインのようなマウスピース型の装置の限界ということもあります。『抜歯しないこと』や、『目立ちにくいこと』を最優先の場合、どのようなデメリットがあるか十分説明を受ける必要があると思います。その辺りも別の医師の意見を聞くといいと思います。

4.まとめ

矯正治療は一生に一度の治療です。費用も期間もかかる治療ですので、ご自分に合うかどうかをよく見極めて始めていただきたいと思います。ただし、矯正治療は専門性が高く、分かりにくい部分もたくさんあるため上手にセカンドオピニオンを利用しましょう。

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