
子どもに矯正治療を受けさせたいけれど、「学校に支障が出ないか心配」という保護者の方も多いと思います。
通院や装置の使い心地など、気になる点はさまざまです。
今回は、治療と学校生活を両立するためのコツをご紹介します。
目次
学校と矯正治療の両立が心配?
矯正治療の通院や装置が、学校生活に影響しないか心配される保護者の方は少なくありません。
以下で代表的な3つの悩みとその対策をご紹介します。
通院で授業に遅れる心配がある
矯正治療には1~2か月ごとの定期的な通院が必要です。
「通院で授業を抜けさせるのが心配」という声もありますが、学校行事やテスト期間を避けた予約や土曜・夕方の診療時間の活用で対応できます。
通院の予定を調整することで、学校生活との両立がしやすくなることもあります。
装置の見た目が気になる
装置の見た目が気になってお子さまが戸惑わないか心配される保護者の方もいます。
矯正装置にはいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。
どの装置が合うかは、お子さまのお口の状態や生活に合わせて歯科医師と一緒に相談しながら決めていきましょう。
痛みや不快感が学習に影響しないか不安
装置の調整後に軽い痛みや違和感が出ることがあります。
集中力への影響を心配される場合は、痛みが出やすい日は週末に通院したり食事をやわらかい物にしたりするなど、少しの工夫で過ごしやすくなることもあります。
お子さまに合った方法を見つけることで、落ち着いて治療に向き合いやすくなることもあります。
気になることがあれば、まずは歯科医師まで相談してみてください。
矯正中の学校生活を過ごしやすくするには
矯正治療を続けるためには、学校での過ごしやすさも大切です。
ここでは、日常生活でできる具体的な工夫をご紹介します。
学校の先生に矯正中であることを伝える
担任の先生や保健室の先生に矯正治療中であることを伝えておくと、いざというときに安心です。
装置の違和感や痛みがあるときに保健室で休める環境があれば、お子さまも落ち着いて通学できます。
給食やお弁当は食べやすい物を選ぶ
装置がついていると、硬い食材や粘着性のある物が食べにくくなります。
食べづらい物があるときは、無理に食べずに先生に伝えましょう。
お弁当ならやわらかくて食べやすい物を入れてあげると良いでしょう。
体育や部活動での装置トラブルに備える
スポーツをする時は、必要時にマウスガードを使うなどの工夫ができます。
心配なことがあれば、事前に歯科医師に相談してみてください。
通いやすい通院スケジュールとは
習いごとやクラブ活動などで忙しいお子さまでも、矯正治療を続けやすくなるように工夫してみましょう。
それでは通院の工夫やトラブル対応についてご紹介します。
通いやすい曜日や時間帯を選ぶ
塾や部活動と重ならないよう、夕方や土曜日などの通いやすい時間に予約をとると続けやすいです。
お子さまに合わせた治療ペースにする
通院の回数や治療のペースは歯科医師と相談しながら、通いやすいペースを検討しましょう。
学校のイベントや試験などの気になるスケジュールがある時は、歯科医師までお伝えください。
治療中のトラブルは早めに相談する
装置が外れたときや痛みが強いときなど何らかのトラブルが起こったときには、早めに歯科医院へ相談しましょう。
早めに相談することで、スムーズに対応しやすくなります。
まとめ
子どもの矯正治療に不安を感じるのは、決して特別なことではありません。
学校生活と矯正治療をうまく続けていくには、工夫しながら進めていくことが大切です。
お子さまの気持ちに寄り添いながら、治療を進められる環境を整えていきましょう。
東京都江戸川区にある当院では、通院スケジュールのご相談にも丁寧に対応しています。
お子さまの矯正治療に関するご不安があれば、当院までご相談ください。