
笑ったときに歯ぐきが大きく見えることで、「なんとなく口元が気になる」、「笑うのをためらってしまう」と感じたことはありませんか。
このようなお悩みは、もしかすると「ガミースマイル」と呼ばれる状態かもしれません。
ここでは、ガミースマイルのセルフチェック方法や主な原因、矯正治療についてご紹介します。
目次
ガミースマイルのセルフチェック方法
口元が気になると感じたら、まずはセルフチェックをしてみましょう。
2種類のセルフチェック方法についてご紹介します。
1.スマートフォンで撮影する
正面と斜めの角度から自然な笑顔を撮影して、歯ぐきの見え方をチェックしましょう。
2.鏡の前で笑ってみる
鏡の前で笑って、角度を変えながら歯ぐきの見え方を確認してみましょう。
笑顔になったときに「歯よりも歯ぐきがよく見える」、「口全体を見ると歯が小さく見える」などの違和感を見つけたときには歯科医院の受診を検討してみましょう。
セルフチェックはご自身でできる簡単な確認方法ですが、歯ぐきの見え方には個人差があり専門的な診断が必要なケースもあります。
詳しく知りたい場合や気になる点があるときには歯科医師までご相談ください。
ガミースマイルの原因とは
ガミースマイルが起こる原因には、さまざまな物が関係しています。
代表的な原因である「骨格や筋肉の影響」、「生活習慣」、「遺伝」についてご紹介します。
骨格や筋肉の影響
ガミースマイルは、上あごの骨の形や位置、そして筋肉の働きが関係していることもあります。
たとえば上あごが前に出ていたり、縦に長く成長していたりすると歯ぐきが見えやすくなります。
また前歯の位置が通常より下にある場合も、歯ぐきの露出が目立ちやすくなります。
笑顔をつくるときに上唇を引き上げる筋肉が動きやすい方は、唇が大きく上がって歯ぐきが見えやすくなってしまうかもしれません。
生活習慣
日常的な生活習慣がガミースマイルに関わっていることもあります。
たとえば口呼吸は、あごや歯の成長バランスに影響を与えることがあります。
また舌で前歯を押すような癖があると、前歯が押し出されることで歯ぐきが露出しやすくなります。
生活習慣による影響も考えられるため、気になる点があれば確認してみましょう。
遺伝
ご家族に同じような特徴がある場合、骨格や筋肉の動きが影響する可能性もあります。
ガミースマイルの矯正治療
ガミースマイルに対する対応として矯正治療が用いられることもあります。
それでは、矯正治療の流れについてご紹介します。
治療スケジュールについて
初回のご相談では「どこが気になるか」、「どのようなことが不安か」といった点をゆっくり丁寧にお尋ねします。
検査結果をもとに、今後の対応方法についてご説明します。
また患者様の生活スタイルに配慮した治療スケジュールをご案内します。
矯正装置について
カウンセリングの結果をふまえて、マウスピース型やワイヤー型などの矯正装置の種類をご提案いたします。
装置の詳細については、カウンセリング時にご説明いたします。
定期通院について
矯正治療では歯の位置や噛み合わせの変化を確認するため、定期的な通院が必要です。
通常は月に一回程度を目安に通っていただき、装置の調整やお口の衛生状態の確認をします。
治療中に気になることがあれば、いつでもご相談ください。
まとめ
笑ったときに歯ぐきが見える状態はガミースマイルと呼ばれています。
ガミースマイルには骨格や筋肉、生活習慣などのさまざまな要因が関係しているため自己判断では原因を特定しにくいこともあります。
まずは今回ご紹介したセルフチェックを利用して、ご自身の状態を確認してみましょう。
初めての方でも気になる点があれば当院までご相談ください。