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よくある矯正治療の疑問・お悩み
歯科矯正用アンカースクリューとは、歯を支える骨に直径1.6mm、長さ6mmの小さなネジを入れることにより、歯を確実に効率良く動かす技術です。
動かしたくない歯を
固定するためにアンカー
スクリューを使用します!
矯正治療では歯を弱い力で押したり、引っ張ったりして歯の移動を行うのですが、どうしても押される側、引っ張られる側にも力がかかってしまいます。そのため動かしたい歯だけを動かすことは出来ず、固定しておきたい歯まで一緒に動いてしまう現象が起きます。
そこで、固定しておきたい歯の移動を避けるため、帽子のようなヘッドギアと呼ばれる装置を1日10時間ほど寝るときや家にいるときにかぶっていただく必要がありました。
ただ、大人の場合、長時間の使用が難しかったり、思春期の患者さんだと十分に協力が得られず思うような治療結果が得られないことが問題でした。
固定しておきたかった歯とスクリューを繋いでおくことによりヘッドギアを使用しなくても、望ましく無い歯の移動を避けることができるようになりました。さらに、これまでかなり難しいとされていた歯の動きも予想通りに、効率良く行うことができるようになり、治療結果もより良好となっています。
1.麻酔
まずは表面麻酔のお薬を塗布します。麻酔の量は抜歯時の1/4程度、痛みはほとんど感じない方が多いようです。
2.埋入
アンカースクリューを歯を支える骨に埋めていきます。
3.レントゲン撮影
レントゲンで埋入状況を確認します。
4.ケア方法の説明
今後のケア方法や注意事項を説明します。
埋入時の
痛みも
少ない!
アンカースクリューが入る場所
アンカースクリューを埋め入れる位置は7箇所ありますが、患者様の状況に合わせて埋入本数は決めていきます。
注意点
成長期で骨の成長が活発な中高生や骨の柔らかい女性では、ネジが定着しない場合があります。このときは別の部位に再度埋入が必要です!それでも外れてしまう場合は従来のヘッドギア等の装置を使用させて頂きます。
骨にネジを打つなんて怖い?!
スクリューを骨に打つなんて、怖いイメージですが、論文では色々な矯正治療(歯と歯の隙間を開ける処置、抜歯、1番初めのワイヤー、アンカースクリュー)のうち最も予想に反して、それほどの痛みでなかったという結果が出ています。 (Tony C.K.Lee. Angle Orthodontist,Vol 78,No 2,2008)
スクリューを埋入時の麻酔の量は、抜歯の時よりも少量です。これは抜歯時よりも痛みが少ないことを示しています。
また、目的が終わったら速やかに外しますが、外すときは麻酔も必要ありません。