歯科コラム

お口ポカンや口呼吸を改善!鼻呼吸獲得トレーニング

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ステラ矯正歯科 院長 西田英莉

江戸川区瑞江 ステラ矯正歯科 院長 西田英莉  --------------  ◯平成20年鹿児島大学 歯学部 卒業 野井倉賞受賞  ◯平成20年愛知学院大学 歯学部付属病院 研修医  ◯平成21年日本大学 歯科矯正学教室 入局  ◯平成24年-31年福増矯正歯科 常勤勤務  ◯平成27年日本矯正歯科学会認定医修得 

こんにちは、江戸川区瑞江のステラ矯正歯科院長の西田です。

本日のコラムでは「鼻呼吸を獲得するためのトレーニング」をいくつかご紹介していきますね。

これならやれそう!というトレーニングがあれば、ぜひトライしてみてください。

いずれも鼻呼吸の感覚を養う、お口ポカンや口呼吸の改善を目的としたトレーニングになります。

トレーニングを紹介する前に…その①

外で遊ぶことが当たり前だった時代では、様々な遊びを通して無意識のうちに全身の運動能力を鍛えることができていましたが、外遊びの機会が減った「現代の子供たち」では、自然に運動能力を鍛えることはが難しくなってしまったといわれています。

そのため「現代の子供たち」が運動能力を獲得するには、あえてトレーニングを行う必要が出てきています。

それは、軟食化や口を使った遊びの減った「口の運動」にも当てはまります。

現在、子供の基礎運動能力を高めるような「総合スポーツ」の習い事が増えている背景には、こうした理由も大いにありそうですよね。

トレーニングを始める前に…その②

姿勢が崩れた状態では、トレーニングは上手に行いにくくなります。

姿勢が崩れずに正しい呼吸を行うには、体幹が安定していることが大切です。

体幹トレーニングと呼ばれる運動には、様々なメリットがありますが、その一つに「体幹を安定することで他のトレーニング効果を上げる」というメリットがあります。

つまり体幹の安定があれば、今から紹介していく「トレーニング」の効果も発揮されやすくなるということです。

体幹トレーニングのあれこれについては、本コラムでは割愛しますが、

「ドローイン」と呼ばれる体幹トレーニングは、深い呼吸を行うトレーニングになるため、鼻呼吸との相性はとても良いとされています。

それでは本題!鼻呼吸トレーニングを紹介していきますね。

①シャボン玉や吹き戻しなど、昔ながらの「口を使った遊び道具」で遊んでみましょう。

遊び方の変化により、口遊びの経験が少ないことも、口の運動能力の低い子が増えた原因の一つと指摘されています。

シャボン玉や吹き戻しのほか、笛や風車、吹き矢・ハーモニカ・ラッパなどもお勧めです。「吹く」という動作は、口唇の力を鍛えるだけでなく、息をしっかりと吐き切る練習にもなります。

す。

②発声練習や早口言葉遊びをしてみましょう。

筋肉を柔軟にするために、口をたくさん動かしましょう。大きな声ではっきりと発声すると、よりいいでしょう。

アイウエエオアオ…、パタカパタカパタカ…。

小学生のお子さんであれば、音読の宿題を利用して発声練習をするのもいいかもしれません。

③「あいうべ体操」をしてみましょう。

みらいクリニックの内科医院長である今井一彰先生が考案した、口呼吸を鼻呼吸には改善する体操です。

①「あー」と口を大きく開ける

②「いー」と口を大きく横に広げる

③「うー」と口を強く前に突き出す

④「べー」と舌を突き出して伸ばす

これらの動作を1セットとして、1日に30セットを目安に毎日続けることで、舌に力がつき自然に口閉じることができるようになります。

④風船を膨らませてみましょう。

風船をくわえ、鼻から息を吸って膨らませるを繰り返します。

この時、口と唇の力だけで膨らませたり小さくします。

負荷をかけるなら、手で風船を支えずに行ってみましょう。

風船の他にも浮き輪やビーチボールを吹いて膨らませてみてもいいでしょう。

⑤フーセンガムの練習をしてみよう。

砂糖が含有されているという意味ではあまり好ましくありませんが、トレーニングとしては良いアイテムとなります。

フーセンガムをきれいに膨らませるようになることで、舌の感度柔軟性の向上や、唇を引き締める効果が期待できます。

⑥鼻うがいにチャレンジしてみよう。

鼻腔内の埃やチリを洗い流し鼻通りを良くすることで、鼻呼吸が行いやすい環境を維持します。

鼻うがいを行う商品のコマーシャルがテレビで流れるようになったり、商品がドラックストアでも陳列されるようになり、以前よりも認知されるようになっています。

耳鼻科的疾患の予防として、耳鼻咽喉科で積極的に使用を推奨されることも増えています。

⑦口テープをして寝てみよう。

日中の鼻呼吸をは意識することができますが、睡眠中は意識づけが難しくなります。

寝ている間の口呼吸を防ぎ、鼻呼吸を意識づけるためにも「口テープ」をしてみましょう。

手軽でコストがあまりかからないことも継続しやすい点です。

具体的には、テープの粘着部を唇の粘膜につけないようにし、口の中央に縦に貼り就寝します。

まとめ

以上のようにいくつかのトレーニングをお伝えしてきましたが、実践出来そうなものはあったでしょうか。

矯正治療の治療の成功と、その後の歯列咬合を安定させるためには、「口の運動機能」を身につけることが大切となります。

ぜひ、ご紹介したトレーニングに継続してチャレンジしてみてくださいね。

お子様のお口ポカンや口呼吸でお悩みなら、江戸川区瑞江のステラ矯正歯科にご相談ください!

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ステラ矯正歯科 院長 西田英莉

江戸川区瑞江 ステラ矯正歯科 院長 西田英莉  --------------  ◯平成20年鹿児島大学 歯学部 卒業 野井倉賞受賞  ◯平成20年愛知学院大学 歯学部付属病院 研修医  ◯平成21年日本大学 歯科矯正学教室 入局  ◯平成24年-31年福増矯正歯科 常勤勤務  ◯平成27年日本矯正歯科学会認定医修得 

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