こんにちは!江戸川区瑞江の矯正歯科のステラ矯正歯科 院長西田です。
矯正治療中は器具を装着している影響で、普段よりも虫歯や歯周病に注意が必要です。
正しい歯磨き方法は、矯正治療の種類によっても異なります。
ここでは矯正治療に使用される主な器具の種類と、それぞれの器具に合わせた歯磨き方法について詳しく紹介します。
目次
矯正治療に使う器具とは
矯正治療には、主に「ワイヤー矯正」と「インビザライン矯正」の2種類の器具が使われます。
それぞれの特徴を紹介します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれている小さな部品と金属製のワイヤーを使って歯を動かす方法です。
一般的によく使われている代表的な矯正方法で、歯並びの調整が細かくできます。
ただしブラケットやワイヤーが歯にしっかりと固定されているため、器具の隙間に食べ物が挟まりやすく、汚れもたまりやすくなります。
インビザライン矯正
インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使って歯を動かす方法です。
マウスピースの器具は自分で取り外しができるため、歯磨きをするときには、器具を外してこれまで通りのケアができる点が大きなメリットです。
また透明な器具は外から見ても目立ちにくいため、矯正治療中だと他の人にバレたくないという方にも向いています。
ただし1日22時間は装着する必要があります。
ワイヤー矯正中の歯磨き方法
ワイヤー矯正中は、ブラケットやワイヤーが歯に固定されているため、食べ物が挟まりやすくなります。
それではワイヤー矯正中の歯磨き方法について、汚れを落とすために注意したいポイントを紹介します。
適切な歯ブラシを選ぶ
矯正治療中は、普段使っている歯ブラシよりも、なるべく小さなヘッドのものを使用しましょう。
ブラケットやワイヤー周辺の汚れがつきやすい部分も磨きやすくなります。
また山型のブラシやU字のブラシなどの矯正用の歯ブラシを使用すると、さらに汚れを落としやすくなります。
ブラケットの周りを磨く
ブラケットとワイヤーの周りを優しく磨きましょう。
歯の表面をまず磨き、その後ブラケットの上下を細かくブラッシングします。
歯ブラシを45度の角度で当てながら、正面・斜め上・斜め下に方向を変えて小刻みにブラッシングしましょう。
毛先を軽く押して歯を1本ずつ磨くようにすると磨きやすくなります。
歯と歯の間、歯と歯茎の間を磨く
磨き残しが起こりやすい「歯と歯の間」や「歯と歯茎の間」を磨きましょう。
毛束が1本になったタフトブラシや、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用すると軽い力でも汚れを落としやすくなります。
インビザライン矯正中の歯磨き方法
インビザライン矯正は、マウスピース型の器具を取り外せるため、いつもの歯磨きとほぼ同じ方法でケアができます。
ただし、いくつかのポイントを守ることが大切です。
細かい部分まで丁寧に磨く
歯と歯の間や歯と歯茎の間などの細かい部分は、歯垢がたまりやすくなります。
歯ブラシを鉛筆のようにして持ってから、歯に当てて小刻みに左右に動かして磨きましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスなどで隙間にある汚れまでしっかり磨くとよいでしょう。
マウスピースも磨く
マウスピースを洗わずにいると、唾液の成分がこびりついてくすみや口臭の原因になってしまいます。
最低でも1日1回は洗うようにしましょう。
マウスピースを洗うときには、柔らかい歯ブラシで優しく磨きましょう。
またマウスピース専用の洗浄剤を使用するのも効果的です。
研磨剤が配合された歯磨き粉は、マウスピースを傷つけやすくなるため使わないでください。
また熱いお湯もマウスピースが変改しやすくなるため、必ず水かぬるま湯で洗浄するようにしましょう。
まとめ
矯正治療中の歯磨きは、口の健康を保つためにとても大切です。
ワイヤー矯正はとくにブラケット周りに汚れが残りやすいため注意しましょう。
インビザライン矯正はマウスピースを取り外せるため、いつもの歯磨きとほぼ同じ対応でかまいません。
ただし細かい部分を丁寧に磨くこととマウスピースを洗浄するとさらに口の健康を保ちやすくなります。
東京都江戸川区にある矯正治療専門の当院では、「ワイヤー矯正」と「インビザライン矯正」にも対応しています。
矯正治療中の歯磨き方法にお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。