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よくある矯正治療の疑問・お悩み
インビザラインは、米国アライン・テクノロジー社により提供されているカスタムメイド型マウスピース矯正装置です。透明に近く目立ちにくい、取り外しが可能な新しいアプローチの矯正装置で、現在、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに1,000万人を超える患者さんが治療を受けられています(2021年11月現在)。インビザライン・システムは、全世界からの治療データ蓄積により、よりよい結果を追求した様々な機能が導入され、より優れた治療結果が導き出されるよう、常に進化を続けています。
インビザラインは米国で作成されるため、日本の薬事法の対象外で、その使用は全て治療を行う歯科医師の責任にあります。
装置を取り外して歯磨きがしっかりできるのでむし歯や歯周病に対して有利です。また、マウスピースは1週間から10日で新しい物に交換するため、着色や汚れも気になりません。
今までのブラケットによる治療ではワイヤーを固定するためにどうしても尖った部分や出っ張った部分があり頬に痛みや違和感を感じてしまいます。一方、インビザラインではお口の粘膜に対する刺激はほぼありません。
透明に近く、薄い素材でできているため、装置をつけていることは他の人からはほぼ分かりません。ただ、前歯にも歯を動かす際に歯と同じ色の小さいボタン(アタッチメント)をつけたり、ブラケット治療でも使用するような輪ゴムも使用しますので全く見えないとは言えません。
ワイヤー装置に比べて、壊れにくく治療途中のトラブルが少ないのも特徴の一つです。長期のお休みや、旅行中にも安心です!
治るかどうかが患者さんの
協力度に大きく依存する
1日22時間使用ということは、2時間しか外していい時間がありません。長い治療期間中には飲み会や旅行などのイベントなどもあると思います。 ブラケットによる治療だと取り外せないため、外したくても外せません。そのため、ある程度は装置の力で歯が動きますが、インビザラインの場合は外している間は歯は動かない訳ではなく、後戻りします! つまり、しっかりと装着時間を守らないと治療のゴールを達成することは難しくなってしまいます。
インビザラインは手段の1つです!「インビザライン をすること」が目的になっていませんか?
抜歯するかしないか、の様にインビザラインも多くの治療手段の1つです。大事なのは手段ではなく目的のはずです。マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)でもインビザラインでも長所と短所があります。矯正治療の成功に必要なのは適切な診断、治療ゴールの設定です。一人一人の患者様のゴールやライフスタイルに対して最適な手段がインビザラインであるのか、そうではなく従来のワイヤー矯正であるのかを含めてご提案し、治療終了までサポートしていくのが矯正専門医の仕事であると考えています。
インビザラインの場合は、1日22時間装着しなければなりません。食事とケアの時以外は装着しているイメージです。「仕事で思ったほど使用時間が取れないかも」、「うちの子、ちゃんと使えるかしら…」など取り外せるからこその心配もあると思います。
当院では、そんな万が一のために、どうしても使えない方にはワイヤー矯正にチェンジし、ゴールまでサポート致します。
インビザラインは、マウスピースをご自身で使っていただくからこそ、治療の成功には強いモチベーションが必要になります。当院では口腔内スキャナー、アイテロを導入し、歯並びの変化をよりビジュアル的に分かりやすくお伝えします。自分が頑張って得られた変化が分かれば次もきっと頑張れると思うのです。
また、インビザライン では、治療開始時点で最初からゴールまでのマウスピースを作成しますが、歯の動きが複雑な場合、治療途中で再度マウスピースを作成し直す必要があります。そんな時にも口腔内スキャナーがあれば患者さんに不快感が少なく、正確なデータを得ることができます。
歯はどのように動くの?
お口の中を口腔内スキャナーで読み取り、歯並びの情報をデータ化します。矯正医は通常の矯正治療と同様にレントゲンや写真情報から診断、治療計画を立てて、海外のエンジニアに指示を出しながら理想的な歯並びになるよう少しずつ修正したマウスピースを数十枚作成します。そのマウスピースを1週間おきに交換して少しずつ歯を動かします。
インビザラインはお口の中を三次元スキャナーで読み取り、歯並びの情報をデータ化し、自動で治療計画まで立てることができます。
しかし当院では必ずレントゲンや写真情報から診断し治療計画を立てるようにしています。
そうすることでエンジニアへの指示の精度が上がり、矯正治療の成功へと繋げています。
使用時間は食事と歯磨き以外の1日22時間です。より歯の動きを正確にするためアタッチメントと言われる白いプラスチックの突起物を前歯から奥歯までつけます。また、装置を外した後、再装着する際はアライナーチューイというシリコンのゴムを噛んでいただき、歯とマウスピースをしっかりと密着させます。
治療期間はブラケットによる治療でもインビザラインの治療でも歯を動かす原理に変わりはないので大きな違いはありません。症例によって変わりますが2年から3年です。治療期間を短縮することができる加速矯正装置も出てきていますので今後治療期間が短縮していく可能性もあります。また、ブラケットによる治療と同様に、治療後は歯並びを安定させるリテーナーを使用します。