矯正治療の治療期間の長さはかなり特殊で、数年単位で治療が継続する診療科は医科を含めてもないと考えられます。
大人の矯正治療は歯を動かしている期間が平均して2年、その後歯並びを安定させる期間が2年かかります。合計4年間はその患者様を責任をもって診ていく必要があります。
お子さまの治療の場合は、本格的な矯正治療に入るまで4-6年かかり、治療終了後は(通院間隔は1年に1回ほどですが)親知らずの動向まで管理期間に含めると10年以上になる場合もあります。
一見、高いと考えられてしまう治療費ですが、食べる、話す、笑うなど人生のうち1日も、口の機能を使わない日はありません。また、矯正治療は小学校のように人生のうち基本的に1回通過するものです。美容院のように2、3ヶ月に1回通い続けたり、高級車のように数年で買い替えたりするものでもありません。そう考えると早めに治療を受け、残りの人生を美しく、機能的な歯並びにすることは大変価値があり、決して高すぎる費用ではないと考えます。