こんにちは。
江戸川区瑞江のステラ矯正歯科院長の西田です。
歯科矯正に使う装置の種類はさまざまです。
ここでは大人の矯正治療に用いる代表的な方法の「インビザライン」と「ワイヤー矯正治療」について違いを含めて紹介します。
目次
インビザラインとは
取り外し可能なマウスピース型の装置を使って歯科矯正をする治療方法です。
金具やワイヤーなどの装置を使っていないため、目立ちにくく取り外しも可能です。
1日22時間はマウスピースを装着し、1～2週間が経過するごとにマウスピースを交換して歯並びを調整します。
ワイヤー矯正治療との違い
それでは、インビザラインがもつワイヤー矯正治療との違いや特徴について代表的なものを紹介します。
・目立たない
ワイヤー矯正治療はワイヤーを使っているため装置の見た目が金属質で、どうしても見た目が気になります。
インビザラインは透明に近いマウスピースを使用するため、装着しても目立ちにくくなります。
・違和感が少ない
ワイヤー矯正治療は、金属部品の刺激によって、口や頬に痛みを感じやすくなります。
しかしインビザラインは、金属部品を使用していないため、口や頬に刺激を与えることがなく、痛みを感じる場面も少ないのです。
・清潔を保ちやすい
ワイヤー矯正治療は、装置を固定して治療するため、取り外しができません。
また凸凹とした装置があるので、いつもよりも口が閉じにくくなります。
そのため唾液の減少や口呼吸によって雑菌が繁殖しやすい環境になりがちです。
さらに通常の歯磨きでは歯垢が残りやすく、丁寧に口腔内を洗浄するためには専用のブラシを使わなければなりません。
しかし、インビザラインは取り外しができる矯正装置であるため、このような問題が発生しにくく、これまでと同様の手順で歯磨きできます。
インビザラインはワイヤー矯正治療に比べてこのような特徴があるため、日常生活でも使いやすいタイプの矯正装置といえるでしょう。
インビザラインを使った生活スタイル
インビザラインの治療は、症状によっても異なりますが、2年～3年が治療終了の目安です。
1日22時間は装着が必要なインビザラインは、生活スタイルにあわせた使用が必要といえます。
ここでは、インビザラインを使った毎日の過ごし方についての例を紹介します。
・朝の過ごし方
起床したら、就寝前に装着していたマウスピースを外します。
その後、軽くうがいや歯磨きをしてから朝食を取りましょう。
治療中の食事内容にとくに制限はありません。
朝食後にはこれまで通りに歯磨きをします。
歯磨き後はマウスピースを装着して過ごします。
・昼の過ごし方
仕事や学校など、それぞれの場所で過ごしてみましょう。
非常に薄いマウスピースのため、装着時の違和感が少なく、会話もスムーズにできます。飲み物は普通に飲んでかまいません。
昼食時には、朝食時と同様に食事の前後でマウスピースをつけ外しします。
食後の歯磨きも忘れずにしましょう。
・夜の過ごし方
運動やスポーツジムでも運動制限は不要なため、今まで通りお過ごしいただけます。カラオケで歌を楽しむことも可能です。
イベント時には一時的であればマウスピースを外して過ごせますが、できるだけ短時間になるようご注意ください。
就寝前の準備では歯磨きをして、そのときにマウスピースも洗浄剤を使って洗うとよいでしょう。
寝室に移動後、マウスピースを装着してゆっくりとお休みください。
●まとめ
インビザラインはワイヤー矯正治療に比べて取り外ししやすく、透明色で目立ちにくいこともあり、矯正治療の中でも日常生活を過ごしやすいタイプだといえます。
ただし小まめな清掃が必要で、マウスピースを装着したまま食事はできません。
またマウスピースを外す時間が長くなると、それだけ治療効果を実感しにくくなります。
東京都江戸川区にて矯正治療を専門におこなっている当院では、患者様の状態やご希望にあわせて複数の矯正治療からオススメのタイプをご提案いたします。
インビザラインを使った矯正治療に興味がある方は、いつでもご相談ください。