インビザライン矯正中にホワイトニングはできる？

こんにちは。江戸川区瑞江のステラ矯正歯科 院長西田です。

「インビザライン」とは、透明なマウスピースを使った矯正治療です。
矯正治療中に歯の色が気になってホワイトニングをしたいと考える方もいることでしょう。
しかし矯正治療中のホワイトニングには、さまざまな注意点があることをご存じでしょうか。

ここではインビザラインの矯正中にホワイトニングをするときの注意点などを紹介します。

インビザライン矯正中のホワイトニング

一般的なホワイトニング治療には二つの方法があります。
ここでは歯科医院で受けられるホワイトニングについて、代表的な方法である「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」を紹介します。

オフィスホワイトニングとは

歯科医院で受けられるホワイトニングのことです。
高濃度のホワイトニング剤を歯に塗布してから、専門的な光を照射して歯を白くします。
目に見えて歯が白くなったと実感しやすい方法です。

ホームホワイトニングとは

専用のマウスピースとホワイトニング剤を歯科医院で処方してもらってから、自宅でホワイトニングをする方法です。
忙しくてこまめに歯科医院を受診するのが難しい人に向いている方法です。
オフィスホワイトニングに比べると、歯が白くなったと実感するまでに時間がかかる可能性があります。

インビザライン矯正中にホワイトニングをするときの注意点

ここではインビザラインの矯正中にホワイトニングをするときに、注意したい点について紹介します。

痛みを感じやすくなる

そもそも矯正治療とは、もともとあった位置から圧力をかけながら歯を動かすという方法です。
すでに圧力を受けている歯は、外部からの刺激に敏感になっています。
そのためホワイトニング剤を使うと、痛みを強く感じてしまうかもしれません。

アタッチメントをつけているとムラになりやすい

インビザラインでは、アタッチメントという付属の器具をつけて調整することもあります。
このアタッチメントはマウスピースとは違って、自分で取り外すことはできません。
アタッチメントをつけたままでホワイトニングをしてしまうと、その部分だけ色にムラがでやすくなります。

歯の状態によってはホワイトニングができない

矯正治療を開始した直後は、歯の移動が開始されたばかりの時期であるため、ホワイトニングが受けられないかもしれません。
ホワイトニング剤による強い痛みや、色ムラのリスクが大きいと判断した際は、ホワイトニングの使用を許可できないこともあります。
また子どもの場合は、歯や歯茎の成長に悪影響となることもありため、ホワイトニングの施術そのものが受けられないこともあります。

インビザライン矯正でホワイトニングをするタイミングは？

どうしてもインビザラインの矯正治療とホワイトニングを併用したいときには、タイミングをあわせた治療が必要です。

矯正治療後の保定期間

矯正治療では、歯を動かした後に歯茎や骨をなじませるための保定期間という時期があります。
歯並びが戻りやすい時期のため、動かした後の位置に固定するために必要な期間です。
このタイミングであれば、歯の大きな移動がすでに終了しているため、ホワイトニングによるリスクを減らせます。

歯をクリーニングする方法もある

インビザラインの場合はマウスピース型の矯正装置のため、矯正装置を外した後はいつも通りにブラッシングできます。
ただし矯正治療中は、虫歯や歯周病といった歯のトラブルが起こりやすくなります。
歯の黄ばみが気になったときは、歯垢や歯石といった汚れを落とせる歯のクリーニングを受けるのもよいでしょう。

まとめ

インビザラインの矯正中にホワイトニングをしたいときには、今回紹介したようにさまざまな点に注意が必要です。
当院では、患者様のご希望にあわせて保定期間中のホワイトニングにも対応しています。
矯正治療中の受診は、歯のクリーニングもおこなっているのでお気軽にご相談ください。