江戸川区瑞江の矯正歯科のステラ矯正歯科 院長西田です。
お子さまの寝る姿勢について気になったことはありませんか。
とくに「うつぶせ寝」は歯並びやお口の成長に影響を与えることがあります。
すべての子どもに悪影響が出るわけではありませんが、成長期のお子さまはとくに注意が必要です。
ここではうつぶせ寝が歯並びに与える影響や、歯並びを守るためのポイントについてご紹介します。

目次
子どものうつぶせ寝と歯並びの関係は?
お子さまがうつぶせ寝をすると顔に圧力がかかり、アゴの成長や歯並びに影響を与えるかもしれません。
ここでは子どものうつぶせ寝と歯並びの関係についてご紹介します。
アゴの成長が妨げられる
長時間のうつぶせ寝が続くと片側のアゴにばかり圧力がかかり、成長に偏りが出てしまいます。
とくに成長期のお子さまは骨がやわらかく影響を受けやすいため、寝る姿勢を工夫しましょう。
出っ歯になるリスクが高まる
うつぶせ寝の圧力で前歯が少しずつ前に押し出されることがあります。
その結果、出っ歯が起こるリスクも高まるため注意しましょう。
噛み合わせが乱れる
アゴにかかる圧力のバランスが悪くなると噛み合わせがズレやすくなります。
噛み合わせが乱れると将来的に顎関節症や咀嚼がしにくくなるリスクもあるため、早めに対策を考えることが大切です。
子どもの歯並びが悪くなる原因は?注意したい日常のクセ
小さなクセでも続けるうちに歯並びに影響を与えることがあります。
とくに成長期のお子さまはアゴの骨がやわらかく、クセによって歯並びや噛み合わせが変わりやすいのです。
ここでは、歯並びを乱す原因になりやすいお子さまのクセをご紹介します。
指しゃぶり
指しゃぶりを続けると前歯が押し出され、出っ歯や噛み合わせのズレにつながることがあります。
3歳を過ぎてもやめられない場合は「お気に入りのぬいぐるみを持たせる」、「寝る前に手遊びをしてみる」など指しゃぶり以外に安心できる方法を試してみましょう。
片側ばかりで噛む
いつも同じ側ばかりで噛んでいると、アゴの筋肉や骨の発達が偏ってしまい歯並びがゆがんでしまうかもしれません。
お子さまが左右バランスよく噛めているか、ときどき確認してあげましょう。
口呼吸
口がポカンと開いたままの状態が続くと舌の位置が下がってしまい、歯並びが乱れたり上アゴが狭くなったりすることもあります。
また口の中は乾燥しやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
「お口を閉じようね」と優しく声をかけて、鼻呼吸をするような習慣をつけることが大切です。
子どもの歯並びを守るためには
お子さまの歯並びを守るために、日常生活では以下のポイントを意識するとよいでしょう。
寝る姿勢に注意する
仰向けや横向きの姿勢で寝る習慣をつけることで、アゴや歯にかかる圧力が均等になり歯並びへの影響を軽減できます。
寝返りが少ないお子さまには、寝返りしやすいように布団を調整するのもよいでしょう。
悪いクセを早めになおす
指しゃぶりや口呼吸などのクセを早めに改善することで、歯並びの悪化を防ぎやすくなります。
無理にやめさせるのではなく少しずつ意識づけをしながらサポートしてあげることが大切です。
悩んだときには歯科医師に相談してみましょう。
定期的に歯科検診を受ける
歯並びに影響を与える習慣やクセを早期に発見し、適切に対応するためには定期的な歯科検診を受けることが大切です。
歯科医院では、お子さまの成長に合わせたアドバイスを受けられます。
まとめ
お子さまのうつぶせ寝や日常のクセは、歯並びに影響を与える可能性があります。
寝る姿勢を意識して悪いクセを改善することで、健康的な歯並びを保ちやすくなります。
子どもの歯並びに乱れがあるときには、もしかすると矯正治療が必要になるかもしれません。
当院は矯正治療専門の歯科医院です。
お子さまの歯並びが気になる方は、お気軽にご相談ください。