歯科コラム

インビザラインの治療はマウスピースを何枚使うの?

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ステラ矯正歯科 院長 西田英莉

江戸川区瑞江 ステラ矯正歯科 院長 西田英莉  --------------  ◯平成20年鹿児島大学 歯学部 卒業 野井倉賞受賞  ◯平成20年愛知学院大学 歯学部付属病院 研修医  ◯平成21年日本大学 歯科矯正学教室 入局  ◯平成24年-31年福増矯正歯科 常勤勤務  ◯平成27年日本矯正歯科学会認定医修得 

こんにちは!江戸川区瑞江の矯正歯科のステラ矯正歯科 院長西田です。

インビザラインとは、透明なマウスピースを交換しながら歯並びを整えるという矯正治療です。
「治療に必要なマウスピースは何枚くらい?」「治療中に枚数が増えることはあるの?」といった疑問がある方もいるのではないでしょうか。
ここではインビザライン治療について、「マウスピースの平均枚数」、「枚数が決まる原因」、「枚数が途中で増える場合の理由」について詳しく紹介します。

インビザライン治療ではマウスピースを何枚使うか説明をする院長西田

マウスピースの平均枚数は?

インビザラインのマウスピースは、平均で約50枚です。
たとえば50枚を1週間ごとに新しいマウスピースに交換する場合、治療期間は1年ほどかかります。

1枚のマウスピースで移動できる歯の距離は、0.25mmが目安だと言われているため、歯並びの乱れが軽度な場合は、20~30枚程度のマウスピースで治療が完了することもあります。
しかし重度の場合は、大きく歯を動かす必要があるため、平均よりも多くの枚数が必要になるかもしれません。

マウスピースの枚数はどうやって決まる?

インビザラインの治療に必要なマウスピースの枚数は、基本的には矯正治療の範囲によって違います。
またトラブルが起こったときには、予定よりも多くの枚数が必要になることもあります。
ここでは枚数を決定する原因について代表的なものを紹介します。

歯並びと症状

インビザラインでは、前歯を少しだけ動かしたいときや、隙間を整えたいときなどの小さな移動は、少ない枚数で治療します。
しかし複雑な噛み合わせがあるときや、重度の噛み合わせの問題があるときには、マウスピースの枚数が多くなります。

歯周病や虫歯などのトラブル

治療中に歯周病や虫歯が発生すると、一時的に矯正治療を中断するかもしれません。
また大きな虫歯があったときには歯を削る処置が必要になることもあります。
矯正治療を開始してから口の状態や歯の形が変わってしまったときには、作成していたマウスピースが装着できなくなり、作り直しが必要になります。
矯正治療の中断やマウスピースの作り直しが起こらないように、矯正治療中の歯周病や虫歯などのトラブルには注意しましょう。

マウスピースの紛失や破損

インビザラインの治療では、開始時に治療に必要なすべてのマウスピースを受け取ってから、ご自身でマウスピースを管理します。
しかし日常生活の中でマウスピースを紛失・破損してしまうと、不足した分のマウスピースを追加で作成しなければなりません。
また紛失・破損のタイミングによっては、治療を中断する可能性もあるため、マウスピースの取り扱いには十分な注意が必要です。

マウスピースは途中で増えることもある?

インビザラインの治療では、計画通りの治療であっても、途中でマウスピースの追加が必要になることもあります。
ここでは追加のマウスピースが必要になる代表的な例を紹介します。

歯の動きが予測と違ったとき

治療計画に基づいて作られたマウスピースであっても、実際の歯の動きが計画とは異なる場合もあります。
このような場合には、調整用のマウスピースを追加で作る必要があるかもしれません。

抜歯をしたとき

抜歯後の治療では、開いた隙間へと歯を大きく動かします。
大きく動かすときには、どうしても多くの枚数が必要です。
さらに開いた隙間へと歯を動かすためには、治療中にも細かな調整が必要です。
このような場合には、追加のマウスピースが必要になることもあります。

仕上げが必要なとき

治療直前であっても、仕上げとして微調整が必要になったときには、追加のマウスピースが必要になるかもしれません。

まとめ

インビザライン治療で使用するマウスピースの枚数は、患者様ごとの歯並びや治療計画によって異なります。
ただし歯並びの状態が複雑な場合や、治療中に調整が必要になった場合には途中で枚数が増えることもあります。
インビザラインについてのご不安やお悩みがある方は、矯正治療専門の当院までお気軽にご相談ください。

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ステラ矯正歯科 院長 西田英莉

江戸川区瑞江 ステラ矯正歯科 院長 西田英莉  --------------  ◯平成20年鹿児島大学 歯学部 卒業 野井倉賞受賞  ◯平成20年愛知学院大学 歯学部付属病院 研修医  ◯平成21年日本大学 歯科矯正学教室 入局  ◯平成24年-31年福増矯正歯科 常勤勤務  ◯平成27年日本矯正歯科学会認定医修得 

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