歯科コラム

子どもの受け口矯正とは?予防法と治し方を紹介

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ステラ矯正歯科 院長 西田英莉

江戸川区瑞江 ステラ矯正歯科 院長 西田英莉  --------------  ◯平成20年鹿児島大学 歯学部 卒業 野井倉賞受賞  ◯平成20年愛知学院大学 歯学部付属病院 研修医  ◯平成21年日本大学 歯科矯正学教室 入局  ◯平成24年-31年福増矯正歯科 常勤勤務  ◯平成27年日本矯正歯科学会認定医修得 

江戸川区瑞江の矯正歯科のステラ矯正歯科 院長西田です。

「下の歯が前に出ているかもしれない」と、お子さまの歯並びが気になることはありませんか。
このような状態は受け口と呼ばれており、場合によっては早めの歯科相談や矯正治療が必要になることもあります。
子どもの受け口の主な原因や予防のポイント、治療法についてご紹介します。

子どもが受け口になる原因とは?

受け口は専門用語では「反対咬合」という名前で知られており、成長や生活習慣、遺伝など複数の要因が重なって起こることがあります。
代表的な原因を3つご紹介します。

指しゃぶりや舌のクセ

小さなお子さまに多い指しゃぶりや舌で歯を押すクセは、長期間続くと歯並びやアゴの発達に影響を与えることがあります。
無理にやめさせるのではなく、生活リズムや環境を見直しながら減らす工夫をしていきましょう。

口呼吸の習慣

鼻づまりやアレルギーなどにより口呼吸が続くと、アゴ周りの筋肉バランスが崩れ歯並びに影響することがあります。
鼻呼吸が難しい場合は耳鼻科など他の専門機関での診察を検討してみましょう。

遺伝的な要因

ご家族に受け口の傾向が見られる場合、骨格の特徴が似ていることがあります。
乳歯の段階では見極めが難しいこともあるため、早期発見できるように定期的な歯科健診を受けましょう。

このように、受け口には複数の原因が考えられます。
お子さまの様子に変化を感じたら、早めに歯科医院に相談してみましょう。

受け口を予防するためにできること

すべての受け口を防ぐことは難しいですが、生活習慣や環境を整えることでリスクを減らせる場合があります。
以下では代表的な方法についてご紹介します。

生活環境を見直す

指しゃぶりや舌のクセは、就寝前や退屈な時間帯に現れやすい傾向があります。
そのため生活リズムを見直すことで、クセが落ち着く場合もあります。

環境を整える

鼻呼吸がしやすいように室内の湿度管理やアレルゲン対策、寝具を工夫してみるなど環境を整えてみると良いでしょう。
それでも鼻呼吸がしにくい場合は、耳鼻科の受診も検討してみましょう。

歯科健診を受ける

歯並びの変化を早めに見つけるには、定期的な歯科健診が役立ちます。
早期に対応することで、必要に合わせた治療をスムーズに進められる可能性があります。

このように日常の中で無理なく取り入れられる工夫を少しずつ積み重ねていくことが、将来の予防につながるかもしれません。

子どもの受け口矯正の主な治療法

お子さまの成長段階や歯並びの状態などにより、適した治療法は一人ひとり異なります。
ここでは代表的な子どもの矯正方法をご紹介します。

成長を活かした矯正治療

骨格に働きかけるような矯正装置を使って、かみ合わせの調整をサポートする場合もあります。
治療開始のタイミングには個人差があるため、早めの相談が大切です。

マウスピース型の矯正装置

取り外しが可能なマウスピース型の装置を使用する治療法です。
症例によっては、お子さまの生活スタイルに合わせて導入されることもあります。

MFT(口腔筋機能療法)

MFTとは、お口周りの筋肉を整えるためのトレーニングです。
舌の位置や飲み込み方、発音・呼吸の仕方などを練習し、正しいお口の使い方を身につけていきます。

このように、子どもの受け口矯正にはいくつかの方法があります。
具体的な治療内容や開始時期については、歯科医師にご相談ください。

まとめ

子どもの受け口は、状態によって矯正治療が必要になることもあります。
東京都江戸川区にある当院では子どもの受け口矯正にも対応しており、お子さまの成長段階や歯並びの状態に合わせて丁寧な診察と詳しいご説明をしています。
歯並びやかみ合わせが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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ステラ矯正歯科 院長 西田英莉

江戸川区瑞江 ステラ矯正歯科 院長 西田英莉  --------------  ◯平成20年鹿児島大学 歯学部 卒業 野井倉賞受賞  ◯平成20年愛知学院大学 歯学部付属病院 研修医  ◯平成21年日本大学 歯科矯正学教室 入局  ◯平成24年-31年福増矯正歯科 常勤勤務  ◯平成27年日本矯正歯科学会認定医修得 

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