
江戸川区瑞江の矯正歯科のステラ矯正歯科 院長西田です。
透明なマウスピースを使った矯正治療のインビザラインは、目立ちにくく取り外しができる点が特長の矯正方法です。
しかし装着を始めたばかりの頃に「話しにくい」、「発音しづらい」と感じる方もいます。
ここではインビザライン矯正中に起こりやすい発音の違和感と、自宅でできるケア方法についてご紹介します。
目次
インビザライン矯正中に滑舌が悪く感じる主な理由
インビザラインの矯正を開始してから滑舌が悪くなったと感じる場合は、いくつかの原因が考えられます。
代表的な理由について3点ご紹介します。
装着初期の違和感
インビザラインの装着初期は、マウスピースの異物感が気になる方もいます。
個人差はありますが、数日から1〜2週間ほどで次第に慣れていくことが一般的です。
装着状態の不備
マウスピースが正しい位置に装着できていない場合、発音時の違和感につながることがあります。
とくに「サ行」や「タ行」など舌先を動かす発音は影響を受けやすいため確認してみましょう。
マウスピースの変形や劣化
高温の飲み物を摂取したり強い力が加わったりすると、マウスピースが変形することがあります。
変形するとフィット感が変わり、発音時の感覚にも影響が出る場合があります。
食事や熱い飲み物の際は、マウスピースを外すようにしましょう。
装着中の違和感が続く場合や不快感が強い場合は、かかりつけの歯科医師までご相談ください。
発音しづらい時の対処法
インビザラインの装着時に発音しづらいと感じる時には、いくつかの方法で違和感を和らげられる場合があります。
一般的な対処法についてご紹介します。
装着方法の確認
マウスピースが正しい位置に装着されていないと、発音時に舌があたることもあります。
念のため歯科医院で教わった装着方法ができているかを確認してみましょう。
不安がある時は、担当の歯科医師に確認してみると安心です。
チューイーを使用する
「チューイー」とは、マウスピースを歯に密着させるために使用されるシリコン製の補助アイテムです。
噛むことで装着感が安定し、違和感の軽減につながることがあります。
歯科医師の指示に従って、正しく使用してみましょう。
発音練習をする
装着した状態で軽く声を出したり、ゆっくり音読したりして口の動きを確認しましょう。
最初は話しにくくても、少しずつ練習を続けることで自然に慣れていくケースもあります。
これらを試しても違和感が長く続く場合は、マウスピースの変形やフィットのずれなどが原因の可能性もあります。
そのような場合は、歯科医師に状態を確認してもらうようにしましょう。
マウスピースの扱い方にも注意
取り外し式の矯正装置であるインビザラインは、日常的な管理やお手入れが大切です。
ここではマウスピースの管理方法についてご紹介します。
装着時間を守る
インビザラインは、1日22時間以上の装着が推奨されています。
長く外してしまうと再装着時に違和感が出たり、歯の移動が計画どおりに進まなかったりすることがあります。
食事や歯みがき以外の時間は、できるだけ装着して過ごすようにしましょう。
専用ケースで保管する
飲食をする時にはマウスピースを外してから行いましょう。
外した装置は破損や変形を防ぐために直射日光や高温を避け、専用ケースで保管することをおすすめします。
清潔を保つ
マウスピースを清潔に保つことは、お口の健康を守るうえでも重要です。
食事の際に外したあとは装着前に流水で軽くすすぎ、柔らかい歯ブラシで優しく洗浄しましょう。
また、数日に一度はマウスピース専用の洗浄剤を使って汚れを落とすと、より衛生的に使用できます。
装着時間やお手入れのポイントは、治療計画やお口の状態によって一人ひとりで異なります。
迷ったり不安を感じたりした時には、自己判断せず歯科医師に確認することが大切です。
まとめ
インビザラインを始めたばかりの頃に滑舌が気になるのは、よくあることです。
ほとんどの場合は少しずつ慣れていきますが、もし違和感が続くようなら装置の状態を歯科医院でチェックしてもらうと良いでしょう。
東京都江戸川区にあるステラ矯正歯科では、治療中のお悩みやケア方法のご相談も受け付けています。
気になることがあれば、いつでもお声かけください。