こんにちは。江戸川区瑞江のステラ矯正歯科 院長西田です。
矯正器具のお手入れについて気にしたことはありますか。
長く使い続けることが多い矯正治療は、器具によってさまざまなお手入れが必要です。
とくにつけ外しができる「インビザライン」という矯正治療は、正しいお手入れをすることで、矯正治療中に起こりやすい虫歯や歯周病といったリスクを抑えやすくなります。
ここではインビザラインのお手入れのポイントや洗浄方法などの使用上の注意について紹介します。
目次
お手入れのポイント
インビザラインを洗浄する前に知っておきたいお手入れのポイントを紹介します。
装着前に洗浄する
つけ外しのできるインビザラインですが、一度外した後は次に装着する前に洗浄するようにしましょう。
器具についた汚れを洗うことで歯に付着する雑菌を取り除けるため、虫歯や歯周病といったリスクを軽減できます。
優しくみがく
インビザラインは透明なプラスチックで作られた器具です。
強い力をかけてしまうと、破損や変形の原因になってしまうため、矯正治療が正しくできなくなってしまいます。
器具を洗うときには、優しい力でみがくことを心がけましょう。
水ですすぐ
器具をみがき終わった後は、清潔な水で丁寧にすすぎましょう。
細かい部分に残った汚れも、最後に水を使えばしっかりと洗い流せます。
インビザラインは熱に弱いため、お湯は使わないように注意しましょう。
インビザラインをお手入れするときには、これらのポイントに注意しておこないましょう。
インビザラインの洗浄方法
インビザラインの洗浄は、主に「歯ブラシ」を使う方法と「リテーナーシャイン」という薬を使う方法があります。
歯ブラシ
とにかく手軽に洗浄したいときには、歯ブラシを使った方法が向いています。
インビザラインについてしまった汚れを、自分の歯をみがくようにブラッシングして取り除きましょう。
優しい力でみがくため「やわらかめ」の歯ブラシを使うとよいでしょう。
リテーナーシャイン
歯ブラシだけでは落とせない汚れについては、矯正装置専用の洗浄剤である「リテーナーシャイン」を使うのもよいでしょう。
1日1回、30分でお手入れが終了するため、時間がない方にもおすすめのお手入れ方法です。
具体的なお手入れ方法としては、インビザラインが入るぐらいの容器にぬるま湯を入れてから、スプーンで一杯分のリテーナーシャインとインビザラインを入れて30分つけ置きしましょう。
30分経過したら、インビザラインを取り出して流水で丁寧にすすぎましょう。
このように歯ブラシとリテーナーシャインを使って洗浄すると、インビザラインを清潔に保ちやすくなります。
使用上の注意点
ここではインビザラインを使うときの取り扱いや保管上の注意について紹介します。
飲食時は必ず外すこと
飲食するときには、必ずインビザラインを外してからにしましょう。
インビザラインを装着したままで噛みしめてしまうと、食べかすが付着しやすくなり、器具の破損にもつながります。
また、水以外の飲み物については着色汚れや虫歯のリスクがあるために避けましょう。
インビザラインをつけたまま、温かい飲み物を飲むことは器具の負担となるので止めましょう。
入れ歯クリーナーは使わない
市販の入れ歯クリーナーは、インビザラインの劣化や変形、黄ばみなどの原因になるため、使わないようにしましょう。
どうしてもつけ置きしたいときには、「リテーナーシャイン」を使うとよいでしょう。
専用の保管ケースを利用する
インビザラインを一時的に保管するときには、専用の保管ケースを使いましょう。
とくに洗浄後は清潔を保ちやすくなります。
また安全に持ち運びができるため、破損や紛失も防ぎやすくなります。
インビザラインを取り扱うときには、これらの注意事項をよく守りましょう。
まとめ
毎日装着するインビザラインは、正しいお手入れをすることで清潔を保ちやすくなります。
インビザラインのお手入れについてさらに詳しく知りたい方は、いつでも当院までご相談ください。